住宅ローンの金利がもっと安ければ、月々の支払金額も軽減できて、固定費の削減になるのに…。と思いませんか?
実際に現在の住宅ローンの中には0.3%台の金利も登場しています。(2020年3月現在)
例えばauじぶん銀行の住宅ローンも金利が低いことで有名です。
住宅ローンを組んでいる人の中には借り換えを検討している人も少なくないと思いますが、借り換えのメリットとデメリットについても十分知識を身に付けておくことで、損しない借り換えが可能になります。
この記事では、条件によってはデメリットにもなる住宅ローンの借り換えについて紹介しています。
住宅ローンの借り換え前にチェックしたいこと
損をしない住宅ローンの借り換えのために、一番初めに注意しておきたいことがあります。
3つのことをチェックしてみましょう。
- 住宅ローン残高が1,000万円以上ある。
- 借り換え予定利率が1.0%以上低い。
- 残りのローン期間が10年以上ある。
これらに当てはまらない人は住宅ローンを借り換えてもメリットが少ないことが多く、損をしてしまうケースもあります。
各銀行が『乗り換えがお得!』といった宣伝をしていますが、喜んで銀行に行っても、メリットがない事に気付き落胆するケースも考えれられるので、上記に該当する人は、まずファイナンシャルプランナーに相談してみることをおすすめします。
住宅ローンの借り換えは
『10年、1,000万円、1%』
がメリットとデメリットの境目となる数字ですので、覚えておきましょう。
住宅ローンの借り換えメリット
住宅ローンを借り換えるメリットを詳しく教えてください。
- 金利が下がることで、総返済金額を減らすことができる
- 月々の返済額を減らすことができる
- 今後の金利上昇のリスクを回避できる
- 保障内容が充実した団体信用保険に加入できる
これらを詳しく見ていきましょう!
金利が下がることで、総返済金額を減らすことができる
現在の利率よりも低い金額で住宅ローンを借り換えできる場合、差額金利分が削減できるため、住宅ローンの総返済金額を減らすことができます。
ただし、借り換えには諸費用も必要になるため、最低でも諸費用分以上の差額がないとメリットとは言えなくなってしまいます。
諸費用については次で紹介する『住宅ローンのデメリット』で詳しく紹介します。
月々の返済額を減らすことができる
金利の低い住宅ローンに借り換えをすることで、毎月の支払金額を減らすことができます。
返済額を減らす方法には、
- 毎月の返済を減らす
- 支払い回数を減らす
- ボーナス支払いを減らすまたは無くす
といった方法があります。
どのタイプがお得になるかは、生活背景や月々の支払い能力によっても異なりますので、シュミレーションをしてみないとわかりません。
簡単試算できるツールもあるので、一度シュミレーションしてみるのも一つの方法です。
今後の金利上昇リスクを回避できる
現在は国の低金利施策によって金利が低くなっていますが、今後この金利がどれだけ変動するかはわかりません。
より安い金利で住宅ローンを組むために変動金利を選択する人もいますが、今後の金利上昇の可能性を考えれば、リスクが高い事も事実です。
いきなり何%も上昇すれば住宅ローンの支払いができなくなる人もいるため、そのような上昇の可能性は少ないと考えられますが、安定した固定金利に変更することで、今後の不安を軽減することにもなります。
金利や住宅ローンなどの金融商品については様々な情報が手に入る時代です。その一方で、多くの情報の中から自分に合った金融商品を選ぶのは本当に大変。
裏を返せば、ひとり一人がもっと『お金の知識』を身に付けることが求められる時代でもあります。
ファイナンシャルプランナー(FP)資格は国家資格の中でも受験者数がトップレベルで多く、自分の将来をしっかり考えている人から行動を起こしています。
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保障内容が充実した団体信用保険に加入できる
団体信用保険の内容は各住宅ローンによって内容が異なっていたり、改変されていて、『何年も前に加入した団信よりも保障内容が充実している』といったことも十分にあります。
本来であれば、一度加入した団信は変更することは出来ませんが、住宅ローンの借り換えであれば、保険も新しく加入することが可能。
金利のチェックと並行して、団体信用保険の補償内容もチェックしておきましょう。
気を付けたい!住宅ローンの借り換え3つのデメリット
次に住宅ローンの借り換えでのデメリットについて紹介します。
- 諸費用がかかる
- 費用対効果が薄い場合がある
- 手続きが煩雑
金利が下がるならと安易に乗り換えを検討するのではなく、デメリットも十分考慮して検討しましょう。
諸費用がかかる
住宅ローンの借り換えの際は、
- 住宅ローンを解約する手続き
- 住宅ローンを契約する手続き
を同時に行う必要があります。
必要になる主な手続きは以下の通りです。
全額繰り上げ返済手数料 | 数千円~3万円前後 |
---|---|
抵当権抹消費用 | 数万円~数十万円 |
新規ローン手続き | 数十万円 |
事務手数料 | 数万円 |
抵当権設定費用 | 数万円~数十万円 |
収入印紙代 | 数万円 |
新規でローンを組む費用に加えて、繰り上げ返済や抵当権抹消費用などの出費もあるんですね。
抵当権とは、住宅ローン組む際に、銀行が担保として設定しているもの。
住宅ローンが完済したら自動的に抹消されるものではなく、別途手続きが必要です。
これらの費用の総額は50万円になることも…。
住宅ローンの借り換えで利息削減が諸費用金額を上回ることができなければ、借り換えのメリットはないと思っておきましょう。
司法書士に依頼すると費用が掛かりますが、時間と手間を省くことができます。
少しでも費用を抑えたい場合、自分で手続きを行うこともでき、個人で抵当権抹消の手続きを行う場合、5,000円程度が手続きの相場となっています。
費用対効果が薄い場合がある
実際にシュミレーションをしてみて、諸経費よりも削減額が多くなってもその金額がわずかな場合もあります。
数千円や数万円程度の削減に対し、煩雑な手続きに時間を費やしたり、時間や労力を使うのであれば、その分節約したり、収入を増やす方に注力したほうがいいという考え方もできます。
手続きが煩雑
住宅ローンの借り換えには新たにローンを組むのと同じ手続きが必要になります。
ローンの審査書類を集めたり、審査期間の心配、融資承認後の書類の準備、手続き書類の膨大な記入…。準備不足などでスムーズに事務手続きが進まない場合も十分考えられるのが借り換えです。
借り換え後には、引き落とし口座も変更になるため、職場への給料振り込み口座の変更や毎月の資金移動なども必要になるため、手続き自体がとても大変な作業となります。
住宅ローンの借り換えで家計改善するならFPに相談を!
住宅ローンの借り換えについて紹介しましたが、『自分がどのくらい返済額が減るのか知りたい!』という人はファイナンシャルプランナーへ相談してみましょう。
ファイナンシャルプランナーは、住宅購入や住宅ローンについて悩んでいる方に対しての相談やアドバイスを行うことができます。
金融機関での相談の場合は、その金融機関が取り扱っている住宅ローンについて紹介することが業務の一環となっていることがほとんど。
比較や検討がしたい方は住宅を購入した建築・不動産会社に問い合わせてみるのも方法の一つです。
不動産会社には住宅ローンに詳しいFP資格を持つスタッフが在籍しているので、住宅ローンについての知識も豊富です。
自分で試算できるようになるのがベスト!
とはいっても、やっぱり自分で試算できるようになるととても楽になります。
金融の知識を身に付けることは、住宅ローンだけでなく、保険商品や税金・投資商品についても知識を得ることにもつながります。
人生のうち、まったくお金のかからないという人はいませんから、『お金の知識』は本来ならすべての人が身に付けておくべきスキルの一つです。
2022年からは高校で『資産形成』に触れる授業が開始されるなど、株式、債券、投資信託などの基本的な金融商品については、これからの時代自分で自己資産を築いていくために必要な知識ということです。
住宅ローンの借り換えで『お金』の知識がさらに深まったこのタイミングで、ぜひファイナンシャルプランナーの勉強を始めることをおすすめします。
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