登録販売者の試験って、年々むつかしくなってるって本当?
確かに合格率40%台の試験で難しいといわれていますね。
調べてみたので紹介します。
登録販売者資格試験は薬剤師のように薬局やドラックストアで医薬品を販売できる(販売できる薬剤は限られる)資格として人気があります。
でも、薬剤師は大学で勉強して国家資格に合格しないと名乗ることができません。
その薬剤師と同じように薬の専門家として仕事をするわけですから、ある程度試験がむつかしいのは納得できます。
この記事では、登録販売者資格試験の過去の合格率や試験の難易度について詳しく紹介。
これから資格取得を考えている人の参考になる記事を目指してわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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登録販売者の試験は難しいの?
独学で勉強して3度目の試験で合格した友人はむつかしさは変わらないと感じたようですよ。
実際に登録販売者の試験は難しいのでしょうか。
結論から言うと、都道府県が実施している資格試験の中でも、合格率の低い試験なのでしっかり対策をとって試験に挑む必要があるでしょう。
登録販売者試験の合格率
登録販売者試験の難易度を知るために、まずは合格率を確認してみましょう。
全国で見る登録販売者試験の合格率は40%台
平成20年 | 64.5% |
平成21年 | 47.4% |
平成22年 | 47.3% |
平成23年 | 47.2% |
平成24年 | 43.7% |
平成25年 | 46.9% |
平成26年 | 43.5% |
平成27年 | 45.9% |
平成28年 | 43.7% |
平成29年 | 43.5% |
平成30年 | 41.3% |
令和元年 | 43.4% |
登録販売者の資格試験が開始されて15年近くたちます。
過去数年間を見ても、だいたい40%台で推移しており、徐々に合格率が下がってきているようにも見えます。
この合格率が高いか低いかを判断するには、これだけでは正直不十分かもしれません。
准看護師試験の合格率は90%以上
登録販売者試験と同様に描く都道府県が実施している資格試験はほかにもあり、
有名な資格と合格率をご紹介すると
- 准看護師の合格率 90%以上
- 調理師の合格率 60%以上
となっています。
こうやって比較してみると、合格率40%台となると登録販売者試験の合格率は低く感じますね。
登録販売者試験に受験資格はない
では、もう少し見方を変えてこの試験について考えてみます。
先ほど比較した准看護師の資格試験には、「准看護学校での所定のカリキュラムを終了した(する見込み)」という受験資格が存在します。
准看護師になるためには、学校で一定期間医療・看護の勉強をする必要があり、その後に資格試験を受けて資格取得をする流れです。
この場合、資格取得までには一定の時間が必要になります。
また、調理師免許の場合はどうでしょうか。
調理師免許の場合は、「2年以上の実務経験が必要」という受験資格が存在しています。
調理師になるためには、最低でも2年以上飲食業界で働いていた実績が必要で、資格試験を受けるために短くても2年がかかります。
まったく飲食業界で働いた経験のない人が一念発起で資格取得に挑むことはできず、段階を追って受験資格を得る必要があるため、こちらの試験も資格取得まで時間がかかります。
一方で登録販売者試験の場合はどうでしょうか。
現在のところ、受験資格はなく、勉強をして一定の知識を身に着ければ誰でも挑戦できる資格試験です。
実際の業務としては医薬品を扱う仕事内容ですので、ある程度厳しい試験を実施して、資格取得者のレベルを確保することが必要ですよね。
こういった理由もあり、登録販売者試験の合格率が低めになっている可能性は十分にあるのではないでしょうか。
試験の合格ラインは都道府県ごとに異なる
登録販売者試験は書く都道府県ごとに実施しているため、合格ラインも各都道府県によって違いがあります。
その合格基準は具体化されており
- 全体の70%以上の正答かつ、各国目の正答が3.5~4割であること
とされています。
都道府県ごとに合格基準が異なることでわずかでも合格率に影響がありそうですが、登録販売者試験には合格者の人数制限はありません
合格基準を満たしていれば、何人でも合格できる試験ですので、比較的挑戦しやすい試験と言えます。
地域別にみる合格率
では。具体的に都道府県によってどれほど違いがあるのでしょうか
近年の全国合格率平均は40%台前半ですが、その中でも一番合格率が高いエリアは
- 北海道・東北エリア
で、2019年の北海道での合格率は64.3%と全国1位となっています。
全国平均よりはるかに高く、同年で合格率が一番低い高知県の25%と比較するとその差は歴然です。
登録販売者の資格試験は各都道府県が実施しているため
- 受験者数
- 問題内容
- 合格基準
がそれぞれ異なります。
気持ちとしては北海道で試験に挑みたいところですが、どのエリアで試験に挑む場合も、70%以上の正答が得られるくらいの力をつけておくことが合格のための一番の近道。
最近ではスマホ一つで勉強できる教材や動画講義を取り入れて、難しい薬剤の名称や薬学を学べる講座が人気です。
動画講義は記憶に残りやすいですし、1講義も短く作られているため、毎日忙しいビジネスパーソンや主婦層など様々な方の勉強に向いています。
登録販売者試験は年に1度の試験です。
自分に合った教材を選んで、しっかり準備をして試験に挑みたいですね。
合格率から見た試験の難易度は高め
合格率から見て、登録販売者の資格試験の難易度は高めであると言えるでしょう。
過去問題から傾向を見ると多肢選択問題ではありますが、複数の文章を読んで正答の文章の組み合わせを選ぶ必要があるなど、1つが分かってももう一つが分からず誤答してしまうケースも十分にあります。
資格の概要や試験の内容的に対策を取らずに試験に挑む人は少ないと考えられますが、それでも合格率は40%台です。
分かりやすい教材選びがカギ
難易度が高い試験でも、適切な対策と準備ができていれば、合格を目指せるラインですので、あきらめるのはまだ早いです。
社会人や主婦から資格を取る人の大半が、仕事や育児との両立の中で時間を見つけて勉強をしています。
貴重な時間をどれだけ有意義に使えるかがポイントになってくるでしょう。
勉強の方法には
- 通信講座
- 独学
- 通学スクール
どのタイプが自分に合っているかは人それぞでですが、
通学スクールで対面で学べる方法は「時間・費用」面でも余裕のある人に向いています。
忙しく、まとまった時間を取りにくい人は通信講座か独学を選択する方が多いのではないでしょうか。
通信講座は独学に比べて費用が掛かってしまいますが、教育訓練給付金対象の講座もあるため、費用を抑えて資格取得の勉強をすることも可能です。
選ぶ講座にもよりますが、条件を満たせば、試験の合否にかかわらず学費の20%(最大10万円)がハローワークから支給される制度です。
制度を利用しながら学習すれば、通信講座の様々なメリット
- 効率のいい勉強ができる
- 時間や場所にとらわれない
- 最新の傾向と対策が分かる
- 法改正も知れる
- 動画講義が受けられる
を受けながらお得に勉強でき、モチベーションも維持しやすいでしょう。
登録販売者試験は薬剤師からみても難しい
実は、この記事を書いている私自身も医療分野で働いている一人。
登録販売者試験について、同期の薬剤師さんに聞いてみたところ、「内容が複雑で試験問題はむつかしい」とのことでした。
特に漢方は薬剤の中でも効果・効能が似ているものが多く、受験者を悩ませる項目の1つなので、しっかり勉強しておきたいところです。
過去問は合格ラインに入ってたのに
— tonky (@tonky_book) December 13, 2020
今日の試験内容は難しい
内容がガラッと変更されてるような気が…
去年 受験しておけばよかった…#登録販売者 #試験 #九州 #ヤマカン外れる #疲れた #試験対策 #ズレてた
https://twitter.com/shibata_momoko/status/1329810834269167616?s=20
など、試験に対して難しいと感じる方も多くいらっしゃいます。
合格率は40%台、資格取得のコツは早めの試験対策!
登録販売者資格試験は、全国平均で40%台。
各都道府県によって試験内容や難易度も異なり、合格率も徐々に低下傾向にあります。
受験資格がなく、誰でも受けることができる試験のため、試験では資格保有者のレベルを上げることも必要で、試験の難易度を上げることも理解できます。
今後もニーズのある資格ですので、受験者数は横ばいか、右肩上がりに増える可能性もあります。
資格の取得を悩んでいる方は、まず自分に合った教材を選び、試験対策を早めに開始してみてはいかがでしょうか。
最近の傾向として各社動画講義を導入し、すきま時間で少しずつ勉強できる内容になってきています。
書店で購入できる独学用のテキストや問題集でも勉強はできますが、忙しい毎日に時間だけ過ぎてしまうことも多々あります。
通信講座や教材のメリットは、独学よりもモチベーションを維持しやすいこと。
登録販売者は、しっかり対策を取って試験に挑めば、合格を目指せる試験です。
本気で資格取得を目指すなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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