こんな方におすすめ
- FP3級の独学合格を目指している
- 過去問に挑戦しているが不安がある
- どんな問題集がよいか悩んでいる
FP3級の勉強に過去問は何年分必要なの?
どれだけ勉強したらいいか不安になりますよね。
詳しく解説します。
ファイナンシャルプランナー(FP)3級の資格試験は、国家資格の中でも合格率が70%台と高めで、挑戦しやすい資格試験の一つです。
最近では
- 家計改善に活かしたい
- 資産運用のために知識を得たい
- 金融リテラシーを身に付けたい
といった理由からFP3級の資格試験に挑戦する人も増えています。
この記事を見ているあなたも、これからFP3級の試験合格に向けて歩み始めている人ではないでしょうか。
独学でも、スクールや通信講座などを利用しても効率的に勉強をして、問題の傾向や対策をしっかりとっておきたいですよね。
この記事では、少しでも不安を解消できるように、
- 過去問との付き合い方
- 必要な過去問の量
- 自分に合った教材の選び方
などについて紹介。
一発合格を目指して試験勉強を乗り越えていきましょう。
この記事を書いた人
赤字家計の主婦がこのままではまずいと覚悟を決めてFP資格の勉強を開始。独学で3級合格と、猛勉強の末2級合格した2児ママ&当サイト編集長。
現在は家計管理を始め、資産運用や個人事業主として簿記についても勉強中です。
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ファイナンシャルプランナー(FP)3級の過去問は何年分勉強すればOK?
資格試験に向けて、どれだけ勉強しても不安が募るばかりではないですか?
やみくもに勉強したり、不安になって焦る気持ちも当然です。
どんな試験でも、まずは過去問を要チェックして、出題傾向を把握することが大切。
では、FP3級の試験に合格するためには、何年分の過去問を勉強すればよいのかを確認していきましょう。
- 最低限必要な過去問は3年分
では、どうして過去問を3年分チェックするのかを考えてみましょう。
FP3級試験に向けて3年分の過去問題を解けるようにしておく理由
ファイナンシャルプランナー(FP)3級資格の位置づけは『金融の基礎知識を身に付ける』という段階。
幅広い金融の知識を求められる試験ですが、2級や1級に比べて理解すべき範囲は狭いのです。
直近3年分の過去問題(年3回の試験の為9回分)を網羅しておけば、その内容から出題傾向も把握することができますし、同じような問題が何度も出ていることに気付くはず。
出題傾向を理解すれば、どの問題を中心に勉強をすすめるかが分かり、似た問題を何度も解くことで記憶に残りやすくなります。
FP3級の試験は、お金の教養を身に付ける試験でもあるため、受験者をふるいにかけるような目的はありません。
必要なポイントを踏まえて、きちんと理解していけば合格は難しくないでしょう。
また、FP試験は基本的に法改正などに沿って出題される傾向があります。
あまり古い過去問を解けるようになっても、間違えて覚えてしまったり、役に立たない可能性もあるのです。
これらの理由から、FP3級の試験合格に向けて過去問を利用する場合は直近3年(9回分)とお伝えしています。
資格試験の頻出問題を効率的に学ぶなら、オンライン講座もおすすめです。
独学といっても、何を利用して勉強するかは人それぞれ。
書店でテキストと問題集を購入して勉強すると、約4,000円程度の出費となります。
最近では、その金額に負けないくらいにリーズナブルなオンライン講座もあり、資格講座で有名な「スタディング」では
- オンラインテキスト
- オンライン問題集
- 動画講義
- 進捗状況管理
を利用することが可能。
自宅でノートを広げて勉強することも、外出先のすきま時間で動画講義や問題集の見直しなどもスムーズにできる新しい勉強方法です。
最近では通信講座大手のユーキャンでも動画講義を取り入れるなど、新しい勉強スタイルとして広がっているので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
特に、スタディングのFP3級講座は受講費用が5,000円以下と費用を抑えて勉強したい人にチェックしてほしい講座です。
ファイナンシャルプランナー(FP)3級の問題集の選び方
『お金』の知識を身に付けるために紹介しているファイナンシャルプランナーの勉強ですが、入門編の3級は独学でも合格を目指しやすい試験です。
勉強を始める前に、教材選びの注意点についてお伝えします。
教材は厳選して一点集中しよう
まず気を付けたいのは、試験対策のために多くの教材に手を出しすぎるとかえって成績が伸びないということ。
数を絞った教材を集中的に繰り返し勉強することが近道で、一番大切なポイントです。
知識の取りこぼしを心配してたくさんの参考書や問題集に挑む人もいますが、何冊も手を出してしまうと管理しにくくなります。
私自身も幅広く手を出すと管理しきれなくなるため、多くても2つ程度の教材に絞って勉強していました。
どんな教材が自分に合っているかは人それぞれですし、書店に行けば、FP3級のテキストはあふれるほど存在します。
どの教材も合格のためのポイントはまとまっています。
正直、市販のテキストの内容には大差がないと思っていて大丈夫。
手に取って、自分が読みやすい・解説が分かりやすいと感じるものを選んでOKです。
もし、それでも迷っているかたのために、実際に使ってみて初心者におすすめできそうと感じた教材を紹介します。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士として様々な実績を積まれ、現在は教材作成に精力的に取り組まれている梶谷美果さん監修のテキストです。
内容も分かりやすく、端的にまとめられているので読み進めやすいテキストです。
問題集も見開きで解説まで掲載。時短勉強にはピッタリです。
他にも、最近人気のテキスト&問題集として『みんなが欲しかった!シリーズ』が有名です。
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FPは人気の資格なので教材が充実。
独学での勉強が不安な人には、コスパのいい通信講座もおすすめです。
特にスマホ学習に特化した教材で人気の【スタディング】は手ごろな料金と学習しやすさから受講者数が伸びています。
高額な教材をいきなり購入するのは不安な人も、FP3級なら5,000円台なので挑戦しやすいのが魅力です。
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どうしてFP3級の資格をすすめるの?
そもそも、世の中にはたくさんの資格や検定が存在していますが、その中でどうして『お金』の勉強が必要なのでしょうか。
お金はすべての人に関わるものだから
私たちの生活の中に、『お金』は様々な形で関わってきます。
生活するため、食べ物や衣類・日用品を購入するため。働いた対価を得るため。子供を育てるため。誰かとおつきあいするためなど。時には、自分の信用度を表す指標にもなります。
『お金』は誰にとっても身近なものですが、基本的にはただの紙なんですよね…。
起源としては、物々交換をしていた昔の人たちが、そのやり取りをスムーズにするためにものと同等な価値を示すものとして「お金」を使うようになったと言われています。
お金はお互いの信用と共通の理解があるから存在できるもの。
信用と共通の理解の元でお金を利用するのですから、私たちは、この『お金』をきちんと理解して、お金や金融の仕組みを知っておく必要があるはずです。
でも、残念ながら日本人は金融リテラシー(知識・判断力)が低いといわれています。
確かに『お金』について学校などで教えてもらった経験はほとんどないですよね。
ファイナンシャルプランナー(FP)の知識は、この金融の知識を身に付けることができるので、たくさんの人にぜひ身に付けてほしい資格です。
お金の勉強をすることは、人生を豊かにするために必要な事だから
『お金』の知識を身に付けると、生活を改善したり、人生の選択肢を増やすこともできるようになります。
少しでも『お金』の知識があれば、生活費や保険などの金融商品を選ぶ力が身に付きます。
自分の生活にどれくらいのお金が必要で、老後必要なお金についても予想することができ、不要な心配をすることも減るでしょう。
ライフマネープランを立てることで人生を俯瞰して見ることができ、心の余裕が出れば、その他の事に時間や気持ちを割くこともできます。
お金の勉強をすることは、人生を豊かにするための手段の一つです。
FP3級の試験の範囲は広く、ひっかけ問題に要注意!
ファイナンシャルプランナー3級の資格は、独学でも短期間で合格を目指すことのできる資格ですが、勉強せずに合格するほど簡単でもありません。
なぜなら基本的なお金の知識と言っても、税金の仕組みや資産運用、相続まで幅広い試験範囲を網羅する必要があるからです。
ファイナンシャルプランナー3級の試験の範囲は大きく分けて6つ
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
各分野には、さらに細分化された項目があり、制度の概要や関連法規・専門用語がたくさんでてきます。
特に計算式はしっかり理解、または暗記ができていないと、どの分野でどの計算式が使われるのか分からなくなってしまいます。
ちなみに、FP3級の試験回答方式は、
- 〇✖での解答
- 3答択一形式
での解答のため、選択肢の中に答えがあります。
運よく西欧に当たる可能性も高い?
ひっかけ問題もあるからきちんと覚えておきたいですね。
残念ながら、FP3級は合格率が高いからと言って試験問題が簡単というわけでなないことも覚えておきましょう。
間違えやすい言い回しや、似たような選択肢があるので、知識や計算がうろ覚えだと正答は難しいです。
対策として、過去問を徹底的にやることをおすすめします。
過去問題を反復練習することで、試験問題の傾向を知ることができるからです。
学科試験は問題を何度も読む
例えば、ファイナンシャルプランナーは、合わせて税理士や弁護士などの他の業務独占資格をもっていない場合は『個別具体的な相談に応じたり、単独で判断や仕事を請け負う』ことはできません。これを踏まえた問題として
問題例
FPは顧客に対して無償で確定申告書を作成することができる。
という問題があったとします。
- 答えは✖
ですが、「無償」に気を取られてしまうと誤答してしまいます。
有償・無償に関わらず、個別具体的な仕事(確定申告書の作成)なのでこれは税理士の業務です。
…まちがえた。
他にも、
問題例
FPは保険商品の一般的な内容や活用例を説明し、保険の募集行為をすることができる。
という問題。
- 答えは✖
一般的な内容や活用例を説明できるところまでは合っていますが、保険の募集行為を行うためには社団法人生命保険協会が実施している「保険募集人」の試験に受かる必要があり、FP資格のみでは行うことができません。
…
このような問題への対策は、やっぱり過去問が一番。
少なくても過去3年分程度を繰り返し理解するまで解くことで、試験の出題傾向が分かり、注意するポイントが見えてきます。
出来れば、問題文を覚えるくらいまで繰り返すことをおすすめします。
実技試験は出やすい問題がある
実技試験は具体例を基に、計算が必要な問題が多く出題されます。
過去問で取り上げられている計算式は、必ず暗記と解き方の理解をしておきましょう。
FP3級試験の過去問をタダで勉強する方法
ここまで過去問の大切さについて解説してきました。
勉強は、なるべくお金をかけずに始めたいですよね。
FP3級試験の過去問題を入手するためには以下のような方法があります。
ぜひ利用してみてください。
公式HPで過去問をダウンロードできる
過去3年分であれば、各試験の実施機関のホームページからダウンロードすることができます。
解答もあるのでプリントアウトしたり、スマートフォンでダウンロードやスクリーンショットしておけば、すきま時間で勉強が可能です。
ファイナンシャルプランナーの資格試験は、上記2つの団体が主催しています。
自分がどちらの試験を受けるのかを確認して過去問に取り掛かりましょう。
どうして2つあるの?
FP試験はもともと民間資格、当時の名残です。
求められる知識レベルは共通ですが、試験内容は異なります。
自分が受ける団体をよく確認しておきましょう。
試験の合格率は同じくらいですが、きんざいに比べてFP協会の試験の方が分かりやすいという情報もあります。
過去問を比べてみて、自分に合っていそうな団体を選択するのもありですね
スマホのアプリで手軽に勉強する
スマートフォンのアプリでも過去問に挑戦することができます。
過去5年程度までさかのぼっているアプリもあるので、より理解を深めることができます。
もし勉強にスマートフォンを使うことが苦ではないなら、オンライン学習もおすすめです。
独学に+動画講義を取り入れることで、理解力の向上につながります。
1つ5~10分程度の講義なので通勤時間やすきま時間に学習することも可能。
費用も5,000円程度なので、無理なく記憶に残りやすい動画学習が始められます。
特に独学に不安がある人は、まずは無料講座からチェックしてみてください。
過去問での勉強で注意すること
過去問を無料で手軽に入手する方法を紹介しましたが、勉強に取り掛かる上で注意すべきことが一つあります。
それは過去問はあくまで『過去』の問題ということ。
現在の状況とは変わっている法律や数値などがあるのが前提です。
答えを丸暗記するような勉強方法では逆にミスを起こす可能性が高くなりますので注意しましょう。
過去問を利用する際は、問題の内容をよく読み、参考書などと照らし合わせることで理解をしながら、勉強を進めていく必要があります。
3級受験が免除になる認定講座でFP2級をめざす方法
そうはいっても、なかなか独学で資格をとるってハードルが高いですし、働いて、家事や子育てをしながら新しいことに挑戦するには勇気がいりますよね。
毎日忙しい人には、自分の時間を持つことも難しいのが現状です。
まとまった時間の確保も難しい上に、モチベーションを維持するのは本当に大変ですよね!!
でも家事をしながらや、子供を寝かしつけた後に勉強できたらいいと思いませんか?
勉強を効率化できる人気の通信講座を紹介します。
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2級講座も充実しているので、3級から2級へのステップアップを考えている人にもおすすめの講座です。
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難関試験が得意な通信講座。
動画とe-ラーニングで知識をしっかり身に付けられます。
3級のみの講座から、3級を飛ばして2級取得が目指せる認定講座まで幅広く対応。
資格取得を目指しているなら必ずチェックしておきたい講座です。
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通信講座と言えば最大手のユーキャンもFP講座を展開。
これまでテキストベースの教材を提供していましたが、講座リニューアルに伴いスマホ学習にも対応。
テキスト学習を続けながら、補足的に動画で理解を深めるスタイルも人気です。
フォーサイト同様に認定講座なのでいきなり2級受験することも可能。
FP3級に過去問はどれだけ必要か?まとめ
FP3級は受験資格もなく、独学でも合格を目指せる国家試験として人気があります。
金融の知識は生きていくすべての人が学ぶ必要のある内容なので、きちんと理解して正しくお金と向き合っていきたいですね。
試験も受験者をふるいにかけるものではなく、教養を身に付けるための内容です。
過去問については、過去3年分程度をしっかり網羅し、出題傾向をつかんでおけばまず問題ないでしょう。
そこから問題集やアプリなどで勉強をすすめていくと理解が深まりますが、独学で心配な方はスタディングやオンスク.JPといった低予算で受講できる講座も検討してみてはいかがでしょうか。
自分に合った勉強方法で確実に合格を目指していきましょう。
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