簿記

人気の簿記2級・3級の合格率と難易度は?

この記事では

  • 簿記試験3級・2級の合格率
  • 簿記試験の難易度

について紹介しています。


就職や転職などのために、簿記の資格を取得しようか考えている人や、簿記試験の難易度が気になる人に向けた記事となっています。



合格率や難易度を知ることで、効果的な対策を取りながら試験合格を目指していきましょう。

簿記の試験が難しい理由

全くの初心者からの学習では、簿記の試験は一般的に難しいと感じる人が多くいらっしゃいます。


その理由には以下のような項目が挙げられます。

  • 専門用語が漢字だらけ
  • 用語の理解が大変
  • 会社の経済活動におけるお金の考えかたの理解が難しい
  • 工業簿記が追加される簿記2級で挫折する
 

これらについて、ひとつずつ解説していきます。

専門用語が漢字だらけ

貸借対照表・損益計算書・繰越利益余剰金・仮払消費税・電子記録債務などなど…。



簿記で学ぶ専門用語には漢字が多く使われています。


しかも画数が多く、テキストを開くだけで威圧感がすごいです。

きっちりした書類だから分からなくもないけど、『仮払い消費税』など送り仮名があるだけでも読みやすいのに…




一つ一つが会社の経営を記すための大切な事柄ですし、試験のためには覚える必要がありますが、初心者はこの段階でやる気をなくしてしまいそうです。

用語の理解が大変

各専門用語を覚えることも大切ですが、試験に合格するためにはその意味の理解や適切な処理ができるレベルが求められます。



うろ覚えの知識では勉強自体進めていくことが難しく、試験合格レベルに到達する前に壁に当たってしまう可能性も。


会社の経済活動におけるお金の考え方が難しい

簿記と聞いて、一番有名なのは『貸借対照表』『損益計算書』です。



これらは、日々の売り上げなどを記すための表ですが、左に『貸方』、右に『借り方』といった項目で左右の金額がピッタリ合うように記載する必要があります。



同じお金の流れを記すものなのに、私たちが日常でつかう『家計簿』とは全く見た目が異なります。



このように、会社や個人事業主などの経済活動におけるお金の考え方や帳簿のつけ方を身につけるには知識理解の定着と計算の繰り返しが必要です。

工業簿記が追加される簿記2級試験で挫折する

そうはいっても、簿記3級は入門編と言われています。



3級では商業簿記がメインの試験内容なので、商品売買の知識が主に問われます。



日常の経済活動(物を売ったり買ったり)といった流れは初心者でもイメージしやすく、3級の内容はスムーズに理解できることもあります。



ただ、問題は2級です。



商業簿記がメインだった3級の内容に加え、工業簿記が追加されることで一気に難易度が増すといわれています。

商業と工業では何が違うんですか?

工業簿記とは

工業経営を行う会社で必要とされる簿記で、工業経営では自社で製品を作るために原価計算を1か月単位で行い、それに合わせて決算も通常1か月単位で月次決算を行う必要があるなど、商業簿記とは異なる内容となっています。



これらの違いから、3級に受かっても、2級でつまづく人が多いと言われています。

簿記試験の過去の合格率は?

簿記試験の過去の合格率はどのくらいなのでしょうか。



簿記試験は実施団体が異なる試験がいくつか存在しますが、このサイトでは、受験者数の最も多い『日商簿記』について紹介しています。



これから簿記の勉強を始める方も、試験は日商簿記を受けられる方がほとんどだと思います。



簿記試験は年2実施されており、過去3年の試験の合格率は以下の通りです。

3級2級
第154回49.1%28.6%
第153回43.1%27.1%
第152回56.1%25.4%
第151回55.1%12.7%
第150回43.8%14.7%
第149回44.3%15.6%

3級の合格率は直近で40%台、2級は20%後半の合格率となっています。

簿記試験の難易度とは

合格率から見た各級の難易度について

3級

簿記3級は簿記試験の中でも入門編と言われる試験です。



就職や転職の際に履歴書に書くことは出来ますが、実践ではもう一歩踏み込んだ知識が欲しいと言える資格です。



しかし、合格率を見てみると、3級でも40%台となっていて、『簿記3級は簡単』という考えでは合格することは難しそうです。



確実に合格するためには、3級の段階から一つずつ理解を深めていく必要があると言えます。

2級

簿記2級は、3級に比べ、さらに合格率が低くなります。



2級は商業簿記・工業簿記どちらにも精通している人材の証明になり、企業の経営状況なども理解できるレベルとされています。会計事務所や税理士事務所などでも資格を優遇される『評価が高く、就職に役立つ資格』と言えます。



試験内容も3級に比べ難易度が上がり、合格率も一気に10%台まで下がっている難関資格の一つと言えそうです。

編集長

ここまで合格率が低いと、なかなか独学での合格は難しそうですね。



簿記2級は就職や転職の際にも十分アピールできる資格のため、勉強を効率的に行い、確実に合格を狙っていきたいですね。


簿記の資格は、最短取得を目指そう

ここまで見てきた通り、簿記は3級であっても『簡単に取得できる』とは言い切れない資格です。



会社の経済活動を記す重要な書類作成や、経営状況を把握できるスキルを身につける資格なので、難易度が高いことも頷けますが、この資格を取得することができれば今後の働き方や就職・転職の幅も広がります。



独学で合格を目指すことが難しいなら、スクールや通信講座といった選択肢がありますが、多くの方が働きながらの挑戦であったり、主婦からであれば、家事や育児といった時間のない中での挑戦になるのではないでしょうか。



そうなると、選択肢は必然的に『通信講座』が残ります。


通信講座のメリット&デメリット

通信講座のデメリットは、独学に比べて費用が掛かることですがメリットもたくさんあります。

  • 働きながらでも学べる効率重視のテキスト
  • e-ラーニングやDVDなどの動画講義
  • 添削や質問などのサポートが充実している

最近では、動画講義を導入している講座も多く、スクールに通わなくでも対面講座を受けているような学習ができるのが特徴です。


3級と2級を一度に学べる講座など、各社特色のある講座を展開していて、その中から自分に合った講座を探すことも合格への近道です。



難関試験こそ、合格にフォーカスした通信講座を利用して確実に合格をめざしていきましょう。