この記事では、転職して約160万円も年収が減った現役ママ看護師の失敗談をもとに成功率が上がる転職方法を紹介します。
看護師として働いていると、周りから必ずと言っていいほど、「安定していて高給取り」といった話をされます。
たしかに、資格があって安定した需要もあり社会的信用も得やすい仕事ですが、その反面とてもハードな仕事でもあります。
転職してから「失敗した」と後悔しても、すぐに退職して転職活動をするのも大変です。
退職や転職を検討している方は、ぜひ失敗談を参考に、成功しやすい転職方法を検討してみてください。
転職を失敗したくない方へ
看護師の転職先はハローワークや転職エージェントで探すことができますが、できるなら転職エージェントの利用をおすすめします。
認知度の高い「看護のお仕事」では、6か月や1年以上先の転職でも仕事探しをすることができます。
転職エージェントを利用するメリットは
病院に直接聞きにくい、働く時間やお給料の話もしやすいこと。
看護師転職のプロを味方につけることで、よい案件の見つけ方を知ったり、あなたの希望も伝えやすくなります!
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看護師の給料平均
看護師の給料は専門職で、交代勤務もあることから、一般的に『高給』と言われます。
実際に看護師として私がもらっていたお給料も、工場勤務時代の倍近くいただいていました。が、現在は転職して年収300万円程度です。
看護師転職サイトを参考に平均給料を見てみると
全国・看護師(常勤・夜勤あり)の平均年収
平均 約402万円
調査対象は看護師335名(平均年齢40.1歳)
『マイナビ看護師』より
病院、クリニック、施設、訪問看護で常勤・夜勤あり
北海道~沖縄在住、22~58歳の男女。
となっています。
平成30年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、一般労働者の賃金推移として女性の平均は247.5万円(平均年齢41.4歳)ですので、平均よりとても多くもらっている印象を受けます。
このことから、世間で『看護師の給料はいい』と言われているのでしょう。
看護師も働き方で給料は全く違う
一口に看護師といっても、勤める病院や、働き方によっても給料に大きな差が出てきます。
私は看護学校卒業後に総合病院の外科に約4年、その後小さな病院に転職しましたが、転職後の給料には160万円もの差が出ました。
病院 | 総合病院 | 民間中規模病院 |
専門性 | 外科急性期 | 地域包括病棟 |
年収 | 470万円 | 310万円 |
勤務形態 | 二交代 | 二交代 |
夜勤回数 | 月5回 | 月5回 |
残業 | 日勤で約3時間/日 | ほぼなし |
となっていて、仕事の忙しさ的には転職後の病院のほうが雑務も多く、あわただしく仕事をしていますが、給料には反映されていないと感じました。
こうやって見ると、私、転職で失敗したなーと泣きたいところですが、そもそもの転職の理由が引っ越しだったので、致し方ありません。
勤務形態も、夜勤回数も同じなのに、160万円も年収が変動しています。さらに夜勤がない場合は、おそらく240万円前後(ボーナスを除くと手取りは17万円くらい)に落ち着くのでなないかと思います。
病院や働き方によってこんなにも給料に差が出てくるのが現状でして、一概に『看護師は高給取り』とも言えない事が分かっていただけるでしょうか。
大きな病院に長年勤め、キャリアを積むことで確かに高収入になっていくかもしれませんが、病院は経営難といわれることも多くあり、今後も上がり続ける保証はどこにもありません。
本音はもっとお給料をもらいたい
2020年は年初から、新型コロナウイルスに世界がかき回され、医療従事者の給料やボーナスカットの話題がテレビやSNSなどでも取り上げられています。
医療の分野では、看護師は医師よりも患者さんのそばにいて、日常生活の援助を行い、どうしたらその人に寄り添った看護ができるかを常に考えて仕事に臨みます。疾患によっては感染リスクは医療スタッフの中でもとても高いですし、常に気をはって仕事をする必要があります。
時には家に帰っても仕事のことを考えていたり・・・。もしかすると、家族のことより患者さんのことが頭の中を占有しているときだってあるかもしれません。
多職種間連携といわれ、患者さんを中心に医師や家族、リハビリ、MSW、などなど、たくさんの職種が連携するためのパイプ役も担うため、身も心もボロボロになりながら働いている看護師さんも多いはず。
正直、もう少しお給料もらいたいと思ってもよくないですか?
周りから、『看護師さんだったらしっかり稼げるね』と言われたときに、笑顔で『そうですね』って答えられる自信は私にはありません。
たくさんお給料をもらっても、子供の時間は取りづらい
夜勤や残業が当たり前になると、病院で過ごす時間が長く、家族との時間は少なくなっていきます。取り扱うのは個人情報なので、自宅で仕事もできません。
夜勤明けに帰っても、家事や睡眠に時間を取られ、貴重な休日も有効に過ごすことは難しいですし、病棟勤務の場合は、長期連休が取れても、時期をずらすなどで調整するため、家族旅行もなかなかできません。
実際に私は看護師になってから、お盆とお正月に休みだったことがありません。小さな子供がいる場合は子供につらい思いをさせていないかなど、家族に対して申し訳なさを感じることだってたくさんあります。
お給料をたくさんもらっても、時間を使い果たしてしまっては本末転倒ですよね。その間にも子供はどんどん成長していきます。もっと育児をしたかったママだってきっといるはずです。
働く医療ママの中にはそんなジレンマを抱えながら仕事をしている人がいることも忘れないでほしいと思います。
働く医療ママには転職で失敗してほしくない
医療分野で働くママには、ライフステージの変化によって働き方を考えるタイミングがいくつかあります。
結婚、出産、子育て、介護など、今の仕事との両立がむつかしくなるかもしれないイベントもあります。時には、医療分野から離れる方もいるかもしれません。
お給料と仕事内容、時間を天秤にかけて、今優先すべきことを選びながら転職や、勤務形態の変更を考えていくわけですが、このブログを読んでくださっている方には働き方を変えた後で、『失敗したな』と思わない選択をしてほしいと思います。
私は再婚と引っ越しのタイミングで転職をしました。
転職サイトに登録して、何件か面接に行ったのですが、結局その転職サイトを経由せず、自分で職業安定所で見つけた病院に就職したのです。はっきり言うと、後悔しています。
転職したいのであれば、専門の転職サイトに登録し、口コミや労働条件の確認などをする必要がありますし、専門スタッフに自分の今の現状を伝え、いい案件を紹介してもらうほうが安心して転職できたのではないかと思っています。
面接の段取りもしてくれますので、自分は履歴書を作成して当日面接に臨むだけ。忙しいママにもお勧めです。転職を考える時にはぜひ利用してみてほしいです。
復職に抵抗がある人は…
このタイミングで転職について本気で考えてみてはいかがですか?
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病院に直接聞きにくい、働く時間やお給料の話もしやすいこと。
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