会社勤めをされている方は、妊娠、出産に合わせ、産前産後休暇・育児休暇を取得される方も多いのではないでしょうか。
私個人も2人の子供の出産時には産休・育休を取得して子育てをしました。
どちらも働くママにはとてもありがたい制度で、手当をもらいながら休職する形となるので、収入の面で安心して子育てをすることができます。
まとまった休みが取れるので、育児の間に普段できないことをするチャンスでもありますが、生まれたばかりの赤ちゃんの子育てをしながら何かを始めるのはとても大変です。
今回ワーママの産休中・育休中、赤ちゃんと一緒に成長するために必要な考え方や、時間の使い方について紹介します。
産休中は毎日を楽しもう
産休に入ると、これまでバタバタと仕事をこなしていた人も、急に家で過ごす時間が増えます。後期つわりの有無や、医師からの安静指示がない場合は、体に負荷をかけない範囲で自分の趣味を楽しんだり、家事に専念したり、ベビーグッズを揃えることで充実した時間を過ごすなど、残り少ないマタニティーライフを大切にしてほしいと思います。
妊娠後期になると、体調も安定し、今度は安産を目指して医師からウォーキングなどおなかに負担のない範囲での軽い運動を指導されることもあります。普段は職場で色々な人とかかわり、責任のある仕事をこなすなどめりはりのある日常を過ごしていた反動で、家にこもりたくなるかもしれませんが、適度な運動を継続して、体力をつけておくことも大切になります。
この頃にはあと少しで出産ということで、ドキドキとワクワクが入り混じった気持ちで毎日を過ごしているかと思います。出産後は昼夜関係なく赤ちゃんのお世話が待っていますので、この産休中はしっかりと自分の時間をもって過ごしてください。
すでにお子さんがいらっしゃる方は、子供たちがお兄ちゃん・お姉ちゃんになる前のママとの大切な時間です。しっかりと愛情を注いであげてください。
産休に入ったことで、精神的にも体力的にも少し余裕が出ると思いますが、この時期には適度な運動と、出産準備に向けての活動を通して、『毎日の生活を楽しむ』心の余裕をしっかり持って過ごす期間にしたいですね。
育休中はママとしての成長期間
出産後、息をつく間もなく授乳やおむつ交換、泣いたら抱っこと、目まぐるしく日々は流れていきます。
初産婦さんであれば、すべてが初めての経験、経産婦さんは経験があっても、子供によって違うところもたくさんあるので、生活が安定するまでにある程度の時間がかかります。
あっという間に1日が終わり、1週間が過ぎ・・・。はじめの2~3か月はいつの間にか過ぎ去ってしまいます。
どんなに育児のベテランでも、さすがに初めの数か月間に新しい学びを始めることはむつかしいのではないでしょうか。ならば、育休中、特に育休初期は、子供から学ぶ期間と割り切って、子供の成長を記録に残したり、遊びを通して一緒に学ぶ期間にしてしまうのもいいかもしれません。
この頃の子供の成長はとても早く、いつの間にか寝返っていたり、ハイハイをし始めます。表情もコロコロ変わるので、見ていて飽きないですよね。
せっかく育休という制度を利用できるのであれば、目まぐるしく成長していく我が子からたくさんのことを学んですごしちゃいましょう。
定期的に会社と連絡をとろう
産休・育休の制度を利用して休暇を取得しますが、それもこれも、働いている会社があるからこそ。専業主婦や妊娠をきっかけに退職する方、フリーランスでは産休・育休が取れるわけではないのです。
出産、退院したら直属の上司などに連絡を取って報告するだけでも、復帰後の印象は全然違ったものになります。
また、出産日の確定連絡をすることで、今後の育休期間の決定や、各種手当などの手続きが始まります。職場の担当部署への連絡も忘れずしていきましょう。
会社と連絡を取り合うことで、自分がいつ仕事に復帰するのかなど、具体的な時期やタイミングを考えることになります。待機児童などの問題はありますが、復帰する時期をある程度決めておくことで、それまでの残りの時間を有効的に使おうという意識付けもできますので、より充実した育休期間を過ごすことができるようになります。
子育て優先、いつでも中断するゆとりを持つ
産休・育休は赤ちゃんを産み育てていくための休業制度です。
自分のところに産まれて来てくれたことで、仕事でもまとまった休みが取れ、ゆっくり育児をする時間が持ってている
そういう思いをしっかり持って、赤ちゃんと向き合ってほしいと思います。
出産から少し経過し育児に余裕が出てくると、家事をまとめて終わらせたかったり、ついついスマホやテレビを見る時間が増えたりします。復帰に向けて資格の勉強を始めたり、スキルアップのための時間を取りたくなるかもしれませんが、ベビーファーストの気持ちをママがしっかり持って、赤ちゃんが活動している日中は特に、学びも娯楽もいつでも中断できる気持ちで子育てをしていってほしいと思います。