子供の頃、1度は保育士になりたいと思った事はないですか?
保育士の仕事は人気が高く、今も昔も子供たちの憧れの仕事の一つです。
日本FP協会が発表している『小学生のなりたい職業ランキング』では13年連続でTOP5に保育士がランクインしているほど。
そんな『保育士』の仕事とはどんなものなのでしょうか。また、保育士になるためにはどのような勉強が必要で、試験の内容や合格率も気になりますよね。
保育士の仕事や、資格取得方法についてまとめています。
このページでわかること
- 保育士の仕事内容
- 保育士に必要な知識やスキル
- 保育士になるために必要な資格
- 保育士試験の概要や合格率
- 保育士試験に合格するための勉強方法
保育士の仕事内容とは
保育士の仕事
乳児から小学校入学前までの子供を預かり、親に代わって子育てをすること
いつも元気で明るい保育士さんは子どもから憧れられるだけでなく、小さな命を預かる責任のある仕事で、パパやママからもとても必要とされています。
その仕事内容は多岐にわたります
- 子どもの身の回りのお世話
- 日常生活の習慣を身につける
- 集団生活で社会性を身につける
- イベントや行事を行う
- 保護者や地域との連携
などが主な仕事。
年齢や発達段階によってできる事も違う子供たちを、それぞれの個性を大切にしながら保育することは、社会的にも大きな貢献になります。
また、夫婦共働きも増え、就労などで子育てができない家庭も多くなってきた現代では保育士の仕事は必要不可欠です。
保育士に必要な知識やスキル
保育に必要な知識やスキルは
- コミュニケーションスキル
- 図画工作などの表現力
- 絵本や読み聞かせ、ピアノなどの実技
- 応急処置の知識や危機管理意識
- 教養
などが挙げられます。
子どもの素直な心を育てるために、子どもに寄り添った保育をするだけでなく、工作や歌、読み聞かせなどで想像力や感受性、達成感を養うことも必要です。
また、万一の時の対応も身につけておくことで、子供からも保護者からも信頼される保育士として活躍できます。
正しい箸や鉛筆の持ち方、姿勢、礼儀などの教養についても子供は身近な大人を見て育つため、身につけておくことが求められます。
保育士に必要な資格
保育士になるためには、『保育士』の資格を取得する必要があります。
この資格は平成13年の児童福祉法改正、平成15年施行により国家資格となりました。
そのため、保育士は名称独占資格(資格がないと名乗れない、紛らわしい職業名なども使えない資格)となり、試験に合格しなければ保育士として仕事をすることはできません。
試験の概要
試験は年に2回実施されており、それぞれ学科と実技に分かれています。
学科試験の範囲は広く、9科目ありますが、合格した科目は次回免除となるため、一度にすべてを合格しなくても大丈夫。
特に、主婦や働きながら資格の取得を目指す方は計画を立てて確実に合格を積み上げていく方法も効果的です。
実技試験の内容は
- 音楽表現に関する技術
- 造形表現に関する技術
- 言語表現に関する技術
の中から2科目を選択して試験に挑みます。
気になる保育士試験の難易度は?
保育士試験の合格率は低いといわれています。
その理由として考えられるのは、学科試験の範囲が広く、一発合格者が少ない事。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
保育士になる方法
実際に保育士になるためには、大きく分けて
- 無試験で資格取得
- 国家試験を受けて資格取得
の2つのルートがあります。
今後の勉強方法によって資格の取得方法が異なるため、自分はどのルートで保育士を目指せるのかを知っておきましょう。
社会人や主婦からでも保育士になれる
社会人からでも保育士にキャリアチェンジすることは十分可能で、昔の夢をかなえたい!と挑戦する人もいます。
また、子育ての経験を活かして保育士として働きたいと考える子育てママも多くいます。
一度社会に出た後でもかなえられる職業の一つです。
中卒や高卒でも保育士になれる
保育士の資格に必要な『学歴』ですが、実は義務教育までの学歴があれば、保育士になることができます。
中卒や高卒で学歴がないからと保育士への夢をあきらめている人は必見です!!
保育士になるための勉強方法とは
子育て経験はとても役に立ちますが、実際に保育士になるためには勉強も必要です。
自分が目指すルート別の勉強方法やおすすめのスクール、通信講座なども紹介しています。
短大や大学の保育科・コースを卒業する
短大や大学の保育科・コースを卒業すれば、無試験で保育士免許を取得できます。
学校のカリキュラムにもよりますが、幼稚園教諭の免許とのW取得も目指すことができるため、就職の幅が広がることを考えると、一番おすすめしたい方法です。
しかし、スクールに通うとなれば費用と時間がかかることがデメリット。
もしこれらをクリアできる環境なら、ぜひ挑戦しましょう。
シングルマザー対象ではありますが、支援を受けながら進学する方法もありますので、こちらの記事も参考にしてください。
独学で保育士を目指す
一番安く資格取得が目指せる方法です。
必要なのはテキストや問題集と受験料のみ。
独学は費用がかからないことがメリットですが、デメリットも大きい為、しっかり考えて学習を始めることをおすすめします。
保育士は学科の範囲が広いです。
不合格の場合は何度も試験を受ける必要があるので、その分時間も受験料も必要になる覚悟が必要です。
また、仕事や育児の合間を縫って勉強をしなければならず、モチベーションが低下しやすいことがデメリットと言えるでしょう。
通信講座を利用して保育士になる
費用をあまりかけず、短期集中で合格を目指すなら『通信講座』をおすすめします。
独学よりも費用は必要ですが、サポートの充実度や実績のある講座の信頼感はモチベーション維持には必要不可欠です。
計画を立てて確実に合格していくなら通信講座も候補に入れておくとよいですね。